
こんにちは。管理人のヨッシーです。
今回は電子辞書の選び方について紹介します。
かつては紙辞書が当たり前の時代がありましたが、現在は電子辞書がそれを補って余りあるほどに進化しています。
公立・私立に関わらず、電子辞書の持ち込み可の高校も随分増えてきたのではないでしょうか。
紙辞書を使う意図は、調べた語句にマークをしてその頻度が明らかになるようにしたり、調べた語句に関する付属の知識を同時に調べたり、、、というところでしょうか。
ただ、持ち歩くには不便ですし、調べるにもある程度の時間がかかります。
また、デジタル機器がこれほどまでに普及していることを踏まえると、機器に触れる機会を増やす必要がありますし、タイピングにも慣れておく必要があります。
かつてと比べれば、調べるべき単語数もかなり多くなっており、効率という点を踏まえると、圧倒的に電子辞書が優位に立つことはいうまでもありません。
まだまだ、電子辞書の使用に悲観的にな見解を示す人も少なくないとは思いますが、ここでは電子辞書を使う利点とその選び方について紹介していきます。
電子辞書を使用する利点
①大きさと重量における利点

紙辞書は勉強をしてる感があってとてもいいのですが、どこにでも持っていけるかというと、大きさもありますし、重量もあるので、なかなかそれも難しいところです。
電子辞書はというと、大きめのものでもマンガ本程度ですし、重量も300gに満たないぐらいなので、常にカバンの中に入れて置けるサイズ・重量です。
②検索のし易さ

紙の辞書もインデックスがついているので、さほど調べること自体に時間がかかるわけではないですが、国語辞典や英語辞典では五十音順・アルファベット順に調べていくため、語数が多い文字列ではページを何度もめくっていく必要があるので、単語によって調べるのにかかる時間に差がでてくるに対して、電子辞書では自動的に絞り込みがなされるので、目的の単語までたどり着く時間がどの単語でも大差ないというところは大きなメリットと言えます。
また、現社会人にとってパソコンのタイピング(できればブラインドタッチ)ができることが大きなメリット、あるいはタイピングができないことが大きなデメリットとなり得ます。
早くからJISキー配列のキーボードに慣れておくことができる点も、電子辞書を選ぶメリットと言えるでしょう。
③文字の見易さ

紙辞書の場合、掲載語数が多ければ多いほど、また、成句例が多ければ多いほど、厚みが増す、あるいは文字が細かくなってきます。
文字間が詰まった細かい文字というのは見づらいだけでなく、情報のインプットがしにくくなります。
結果として、調べることで得られる情報量の低下を招くことになりますが、電子辞書の場合は、液晶のサイズにもよりますが、その心配は無いと言っいいでしょう。
収録書籍から選ぶ
①英和辞典

大学入試を控える受験生が電子辞書を使うにあたって、もっとも利用頻度が高いのが、英和辞典でしょう。
高校入試で必要な英単語数は一般的に2000語(上位校受験者はこの限りではありません)と言われています。
それが大学入試となるとGMARCH理科大レベルで5000語、国立早慶レベルで8000語以上と言われています。
2.5〜4倍程度の英単語習得が必要になるわけで、利用頻度が増大するのも納得というところです。
ちなみに、英和辞典において重要なのは発音および発音記号、品詞、和訳、成句になります。
多くの電子辞書で、そのほとんどが収録されているのですが、一部、スピーカーが搭載されておらず、発音が聞けないものがあります。
多くの大学でリスニングが導入されており、発音問題もある中、ネイティブの発音が聞けないものは避けた方がいいでしょう。
②和英辞典

学習効果を高めることに重点を置いた時、本来和英辞典の使用は極力少ない方がいいとの見方もありますが、英作文、記述問題が増加傾向にある中、効率良く対策を進めるためには、和英辞典が収録されている方が良いでしょう。
③英英辞典

国語辞典は日本語の単語の説明が日本語で書かれているわけですが、英英辞典は英単語の説明が英語で書かれているものを指します。
本来の辞典の使い方とは異なってきますが、英語力が高い受験生、既に語彙力強化が済んでいる受験生にとっては、更なる英語力向上のために英英辞典を使うと良いです。
必須ということではないですが、社会人になってからも、できれば電子辞書を役立てたいものです。
収録されているに越したことはないでしょう。
④広辞苑

国語辞典で充分という考えもありますが、昨今の入試問題では時事問題を取り上げた文章が数多く出題されています。
問題文中に注釈がなく、かつ国語辞典にも収録されていない語が数多く出てきています。
広辞苑には日常的に使われている語も広く掲載されているので、広辞苑が収録されているものを選ぶのがよいでしょう。
かつては広辞苑が収録されていると電子辞書の価格も大きく跳ね上がったものですが、今はそれほど差がなくなってきています。
⑤古語辞典

英語に次いで受験科目として選択順位が高いのが国語ではないでしょうか。
国立志望、私立志望、理系志望、文系志望を問わず、高校の必須科目となっているので、受験対策こそしなくても、必ず触れることになるはずです。
古文は単語の理解が極めて重要になってきます。
もちろん、文の切り方、主語の見つけ方、助動詞の活用や意味など、単語だけではないわけですが、単語の理解は必須です。
古語辞典収録のものを選ぶと良いです。
今となっては電子辞書は紙辞書のメリットを包括的にカバーしてくれる便利なアイテムとなっています。
ヒストリー・履歴機能によって調べた単語がリスト化されるので、定期テストなどの対策にも役立つでしょう。
卒業・入学の機会に電子辞書を用意すると、今後の勉強がスムーズに進められるので、これというものを一つ用意しておけるといいです。